快適な夏の過ごし方~疲れやすい人へ

2020/07/07

お役立ち情報

暑い日が毎日続いていますが、皆さん、元気に過ごしていますか?夏は、室内外の温度差が激しく体調を崩しやすくなります。どこが悪いというわけではないけれど、何だか疲れやすいという人もいるかもしれませんね。
今回は、夏に体調を崩しやすい理由や夏を快適に過ごす方法についてお伝えしていきます。

体を環境に適応させる3つの働きとは?働きが鈍る原因となるのは○○!

私たちは、次の3つの働きを保つことによって、体を環境に適応させています。

  1. 自律神経系(体の働きを調整する)
  2. 内分泌系(ホルモンの分泌を司る)
  3. 免疫系(外部から侵入してくる異物から身を守る)

この3つを働かせ体の状態を一定に保つことを恒常性と言います。

3つのシステムのバランスを崩す原因は?

自律神経系、内分泌系、免疫系、この3つのシステムのバランスを崩す原因となるのが、ストレスです。

ストレスには、病気や睡眠不足などの身体的要因、悩みや不安などの心理的な要因、そして人間関係がスムーズにいかない、仕事の業務量が多いなどの社会的要因などがありますが、夏に気をつけたいのが、天候などによる環境的要因です。

ただでさえストレスフルな生活に、夏特有の寒暖差や蒸し暑さなどの外的環境が加わることで、余計に体調を崩しやすくなります。

ストレスにさらされ続けると、交感神経と副交感神経のバランスが崩れます。そうなると、免疫の働きも弱くなってしまうのです。その結果、恒常性のバランスも崩れ、食欲不振、動悸、頭痛、肩こり、不眠、発汗異常など、様々な不調が起こります。これらを放っておくと、病気の発症にもつながりかねません。

関連コラム 誰もが陥りやすい自律神経失調症とは?

快適に夏を過ごすためには?

それでは、夏を快適に過ごすためにはどうしたら良いのでしょうか?
効果的な2つの方法をご紹介します。

1、体を積極的に動かそう

暑い時はなかなか、体を動かす気にならないもの。クーラーが効いた部屋にこもりがちになるかもしれませんが、暑い時こそ、積極的に体を動かしましょう。体を動かし、汗をかくことで夏バテしにくくなります。また、秋から冬にかけての気候にも体が順応しやすくなります。

クーラーが効いた部屋にいるのは快適ですが、夏に汗をかくことが少ないと、冷えた体のまま寒い冬の季節に入ることになります。そうなると、免疫力が下がって、ウイルスや菌が体に侵入しやすくなります。

体を動かす、と言っても、ジムに通うなどの特別な運動はする必要はありません。公園などを20分散歩するだけでもストレスホルモンが激減することが最近の研究で明らかになっています。また、通勤や買い物の時にできるだけ階段を使ったり、入浴時にシャワーで済まさず、湯船に浸かったりするのも有効です。

2、たんぱく質を意識した食生活を送ろう

暑いと、そうめんやそばなど、口当たりのいい食べ物を口に入れがちになります。しかし、炭水化物しか摂らない生活が続くと、体を作る役割のあるタンパク質が不足してしまい、筋肉量が減ります。その結果、体が冷えがちになったり、免疫力が落ちて風邪を引きやすくなったりしてしまいます。

仕事が忙しいと、なかなか食事にまで気を回すことは難しいかもしれませんが、手軽に食べられる卵やチーズなどで、積極的にたんぱく質を摂るようにすると良いでしょう。  

また、暑い時はついつい冷たいものを口にしたくなりますが、冷たいものばかりを食べていると、体を冷やし、胃腸の不調の原因につながることもあるので、気をつけましょう。ネギ、生姜、シソ、ゴマ、みょうがなどの薬味を意識的に摂るようにすると、食欲増進や健康維持に役立ちます。

運動や食生活に気を配っていても、体調がイマイチ・・・その理由は?

先ほどご紹介したように、運動を行ったり、食生活に気を使ったりしても、なんとなく体調がすっきりしないという人は、もしかしたら疲労やストレスが溜まりきっている状態なのかもしれません。

朝早くから夜遅くまで働き、それに加えて家事に追われるような生活を送っていると、だんだんとその生活が自分の中で「当たり前」になり、自身の疲れやストレスに無自覚になってしまいます。そうなると、原因の自覚がないままに、「体調が悪い」という事態に陥りやすくなります。

少しでも気持ちを楽にするには、自分が日々どんなことが理由で疲れているのか、どれだけストレスを感じているのかを自覚することが大切です。

もしも、普段仕事で忙しいのに、休日も充実させようと習い事や、資格のための勉強をしているのなら、少しゆったりする時間を設けてみてください。そして、自分の本当に好きなこと、やりたいことに目を向けてみましょう、何もせずにぼんやりする時間を作ってもいいですね。そうすることで、心の負担が軽くなり、体の不調も軽減しやすくなります。

関連コラム 疲れを残さない上手な休日の過ごし方って?

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日常の過ごし方を少し工夫するだけで、心と体の調子が整います。
ぜひ、今回のコラムを参考にして、快適な夏を過ごしてくださいね。

 ライター紹介:かたこりこ
大学では心理学を専攻。卒業後は、ラジオ番組の原稿やフリーペーパーの執筆、教科書系出版社勤務などを経て現在に至る。趣味は読書、映画・お笑い鑑賞。東京都出身。冬生まれだけど、寒いのは苦手です。

<参考書籍>
PHPスペシャル 2019年 8月号[笑顔になれる 心の休ませ方]  PHP研究所