日々の生きづらさから解放されるには?

2020/07/16

お役立ち情報

「家族や友達など気の置けない人といるのに何だか疲れる」「会社で人と接するだけでぐったりする」など、日々生きづらさを感じている人はいませんか?
もしかしたら、それは敏感気質のせいかもしれません。今回は、生きづらさを感じる原因や生きづらさの解消法についてご紹介します。

5人に1人は敏感気質

高度に敏感な人(HSP※)を診療する精神科医の長沼睦雄さんは、生きづらさの要因について次のように語っています。
「敏感な人は恐れや不安が強く、普通の人が気にならない情報まで受けとってしまいがちです。例えば、トラブルがあれば、自分の責任と感じて、ストレスを抱えます。これが、生きづらさの要因です」
敏感気質の人は全人口の20%ほどだと言われています。つまり、5人に1人は敏感気質ということです。

敏感気質ではない人に囲まれて日々生活していると、疲れてしまいますし、素直に自分のことを話してみても理解されにくいかもしれません。でも、自分をきちんと知り、コントロールすることができれば、きっと生きづらさから解放されるはずです。

※HSP…Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)  

生きづらさを感じる原因は?

それでは、生きづらさを感じる主な原因について詳しくご紹介します。

1.生まれ持った気質

性格は、生まれながらにして持っている遺伝や気質を基盤として、過ごしてきた環境や様々な経験により段階的に形成されていくものと考えられています。ですので、もし、あなたが今生きづらいと感じているのなら、それは生まれ持った気質の他に、これまで過ごしてきた環境も理由として挙げられるかもしれません。

2.ストレス

頑張り過ぎたり、我慢し過ぎたりすると溜まってしまうのがストレスです。生きづらさを感じている人は、もしかしたら、普段、自分を犠牲にして他人に合わせることばかりを重視してしまっているのかもしれません。その状態が続くと、いつか自分の逃げ場がなくなってしまいます。

3.他人のネガティブなエネルギー

生きづらさを感じる人は、他人のネガティブな感情を敏感に感じ取ってしまいがちです。そのため、本来は自分に関係のないことなのに、他人の感情に影響を受け、必要以上にドキドキしたり、イライラしたりしてしまいます。自律神経も常に緊張状態になり、心身のバランスを崩しやすくなります。

生きづらさを解消するにはどうしたら良い?

「もしかして敏感気質かも」また、そうでなくても、「日々生きづらさを感じている」という人は、これからご紹介する解消法を参考にしてみてくださいね。

1.自分がどんなことに生きづらさを感じるか把握しよう

生きづらさを解消するためには、まず、自分の心や体と向き合うことが大切です。自分の中にあるマイナスの感情を認めることで、少し気持ちも落ち着くはずです。

また、日々自分がどんなことに生きづらさを感じているか考えてみましょう。傾向が見えてくれば、対策もしやすくなります。

家族や友人などの信頼できる相手に、自分がどんな風に見えているのかを聞いてみるのも良いでしょう。自分がそれまで気づかなかった考え方の癖など気づくきっかけになるかもしれません。

2.自分が敏感であることを認め、心構えや覚悟を持とう

自分が人より敏感であることを認め、心構えを持つのも生きづらさの解消に必要なことです。

こんなことがあると「生きづらく」なるけれど、たいしたことじゃない、などと自分の気持ちを無視したり、ごまかしたりすると、心は悲鳴を上げてしまいます。

自分には弱い部分もあるということを認め、受け入れてあげようとする姿勢が大切です。「また、自分はこういう人だ」と思い込んだり、決めつけてきたりしてきたことも、一度手放してみましょう。「自分は自分」と思えるようになれば、きっと気持ちも楽になるはずです。

3.対処法を身につけよう

生きづらいと日々感じている人は対処法を身につけることで、生きづらさが解消されやすくなります。ここでは、日常のいくつかのケースとその対処法についてご紹介します。

つい頑張り過ぎてしまう・・・

    「まだ大丈夫!」=「もう限界!」と考えよう

仕事、家事など、いつも頑張り過ぎてしまう人は、自分が疲れていることに気づかないことも多いです。ストレスに弱いのにもかかわらず、自分のことに鈍感なのは、敏感気質な人の特徴でもあります。「まだ大丈夫」=「もう限界」と考えて、ほどほどでやめたり、時には休んだりする勇気を持つことも必要です。

<生きづらさ解消ポイント>

・一人になれる時間を持ち、リラックスする

・無理な残業などはせず、お昼休みや休日はしっかり休憩する

・積極的に疲労回復に役立つ食べ物(緑黄色野菜、動物性たんぱく質、大豆製品など)をとる

相手の気持ちに影響されやすい・・・ 

    マイナス思考の人から離れよう

敏感な人の中には、相手の表情や声のトーン、仕草などから相手の感情を敏感に察知してしまう人もいます。マイナスの感情に同調すると、自分までもが感化され、気持ちが沈みがちになるので、できるだけマイナス思考の人とは距離を置くようにしましょう。

<生きづらさ解消ポイント>

・マイナス思考の人には意識的になるべく近寄らないようにする

・ポジティブ思考の人とできるだけ接するようにする

・自分と相手との心の境界線を意識する

人の集まりが苦手・・・

    参加するだけで頑張っている!と考えよう

職場での飲み会、また、友達同士の集まりでも、人数が多いと苦手・・・という人も少なくないかもしれませんね。敏感な人は、相手の表情や言葉に過剰に反応してしまいがち。また、大人数ならではの騒音や雑音などを拾い、必要以上に疲れてしまうこともあります。「参加するだけで自分は頑張っている」と考えるようにすると少し気持ちが楽になります。

<生きづらさ解消ポイント>

・自分の落ち着けそうな席に座る(隅など)

・メンバーの中で安心できる人のそばにいるようにする

・疲れた時はトイレで一人になる

どうしても日々の生きづらさが解消されない・・・という人は、心理カウンセラーに相談しても良いかもしれません。

また、日々の生きづらさの原因が職場の場合、もしかしたら、その職場が合っていない可能性もあります。

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 ライター紹介:かたこりこ
大学では心理学を専攻。卒業後は、ラジオ番組の原稿やフリーペーパーの執筆、教科書系出版社勤務などを経て現在に至る。趣味は読書、映画・お笑い鑑賞。東京都出身。冬生まれだけど、寒いのは苦手です。

<参考・引用書籍>
からだにいいこと 2018年7月号  祥伝社